道迷い遭難防止講座

誰もが起こしたくないと思っている道迷い、にもかかわらず減らない道迷い。その原因については専門の書籍があるくらいだから、なんらかの理由があって起こるのでしょう。

無謀かつ無計画、家族にも行き先を告げずに出かけてしまう私は、道迷いによる遭難事故から自分の身を守るために実践していることがあります。それがこれから説明するGPSロガーを使った現在地の把握と万一、道迷いを起こしたときの脱出方法です。

わずかな知識と投資によって自分の身を危険から守る、これは自然を楽しむための必須事項ではないかと思っています。私が実践していることが皆さまのお役に立つのではないかと思い(込み)、タイトルも大仰に「道迷い遭難防止講座」としました。お役に立てましたら幸いです。
なお、やっていることは私自身が書籍をとおして得た知識を実践に反映したものであるため、山の先達がやっている方法とは違っていることも多々あるかと思いますし、間違っていることもあろうかと思います。その点は未熟者ゆえどうかご容赦ください。

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無雪期ならハッキリわかるコースも雪が10センチも積もっただけでもうどこを歩いていいのかわからなくなります。吹雪いていたらなおさらだし、自分の足跡さえすぐ見えなくなります。


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1万円前後で買えるサイクリング用のGPSロガーが自分が今いる位置を教えてくれる強い味方になります。身の安全のためにも利用しない手はありません。

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もし迷ってしまっても地形図とGPSロガー、コンパスさえあれば脱出は容易です。山の必需品として誰もが携行すべき3種の便利ギヤです。


道迷いを自力で防ぐために

遭難の4割が道迷いによるもの(埼玉県警)

山登りはとてもリスクの高い遊びだからそれだけに登頂したときの達成感は大きいし、無事に自宅に戻ったときの満足感はひとしお、そう思うのは私だけではないでしょう。
しかし、満足感を得られないままで終わってしまうことも多々あることはニュースで知るところです。
遭難の原因はいろいろあろうかと思いますがそれらをひとつでも多く取り除くことが、安全率をより高めることにつながるものと思います。その中のひとつ、道迷いによる遭難を防ぐ、この誰もが想定しない盲点を比較的簡単な方法で防ぐ方法を説明するのがこのページの目的です。

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作者の住む栃木県には残念ながら公表データはありませんので、埼玉県警による23年後期の遭難状況を載せます。これによると、全体の4割が道迷い遭難とのこと。

はじめに

専門的な説明をしているわけではありませんが、それでもわかりにくいと思うことでしょう。
概要だけ説明してあとは皆さんで工夫してね、という作りにするなら簡単でしたが私が実践している、山での道迷いを防ぐ具体的な方法に言及してみようと書き始めたら膨大な量になってしまいました。
それでもわかりづらさを感じるのは、もしかすると地図やコンパスなど登山に必須の装備に不慣れなためかもわかりません。
このページをご覧になるのもなにかのご縁ですのでハイキングや登山でこれまでヒヤッとした経験がある方はお読みになってみてください。

ここで紹介する地図アプリとGPSロガー、コンパスの3点、投資額15,000円弱を揃え使い方を習得すれば道迷いを防ぐ強力なツールになることをお約束します。

身近に潜む道迷い

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あ~、なんと快適なコース。                   うっ、いつの間にかこんなところに
といいながら歩いていたら、、、                 入り込んでしまった!!まっ、でも行ってみるか。


埼玉県警の資料でもおわかりのように、道迷いは遭難の中で4割を占める高率で私たちを襲います。
正しいルートを歩いているつもりでもなんらかの理由でいつの間にか、木が密生する藪の中や獣道(けものみち)に入りこんでしまい自分がいまどこを歩いているかさえわからなくなります。
登山道なんだから標識や目印くらいあるはず、と山を歩いたことがない人はそのように思うらしいのですが、標識がない山などいくらでもあるし、疲れてくると頭が自然と下がってしまい視野が狭くなるし、ルートを見失うと冷静な判断ができなくなるものです。雨が降っていたり霧が出ていたりするとなおさらです。
無雪期であればルートがハッキリ見えるなんの変哲もないハイキングコースでさえ、雪を被るとどうなるか、まったく違った景色に変貌し“ここは一体どこ?”ということになります。そのとき、吹雪いていたらおそらくたいていの人はパニックに陥るでしょう。

地図もコンパスも持たずに山に入ることなど論外ですが、持っていてさえそのようなことが起こるのが登山というものです。
特に私のような無鉄砲な性格でなおかつ、行き先を家族にも告げず山に入る人が、道に迷わないようにするにはどうすればいいのかあるいは万一、道に迷ってしまった場合はどうすればいいのか、これは重要な課題です。

そこで、私だったらどうするか、というのがこのサイトの本題となるわけです。きっと皆さまのお役に立つだろうと思います。

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